――そう、‘通り道’云々より前に、夫のアレは大きく、太い。レイナのナニは(身体がまだ成育途中ということもあろうが)小さく、狭い。Sサイズの服をXLを標準とする人が着ようとすれば、それは当然に……
「い、いたっ」
我慢出来ずに声を上げる。が、その表情に興奮したのか、夫の腰の動きが早まる。
「ちょ、ちょっとまってぇっ!…んんっ!!」
レイナが声を出すほどに、逆に夫の腰は回転をし、ピストン運動に強弱をつけたりする。
それは夫なりにレイナを気持ち良くしようという動きなのだろうが、今のレイナにはより苦痛を感じるだけだ。
「――っ、――っ」
夫の持つ『男』の迫力に、レイナは声も出せずに、呼吸をするだけで精一杯だ。
「い、いくぞぉぉっ!」
ドクドクッ
注ぎ込まれる熱い樹液に、ようやく終わったのを感じる。
ずぽんっ
音がするほど、みっちりとはさまっていたモノがようやく抜かれる。
「気持ち良かった?」
耳元で囁かれる言葉にレイナの怒りが爆発する。
「…き…気持ち良くなんか、なかったわよぉ〜っ!」
手近にある枕を、夫の顔に叩きつける。
――夫婦喧嘩の第二幕が上がる。