「『ローションの使い方』と『フェラテクニック』っ!……て、なにチィちゃん?」
不安げな顔をして聞き返すレイナにたいし、千里が胸を張って宣言をする。
「それをこれから見せてあげます、私とタケルで!」
“どぉーーーんっ”と背後から荒波が押し寄せる迫力に、タケルは抗議の声を上げる間もなくベッドの上に押し倒される。
「いい、レイナ。結局、あなたが濡れていても、旦那のモノを十分に濡らしてあげてないから痛い思いをするの。」
そう言いながら、タケルがかろうじて隠していたタオルをひんむき、その下からモノを出す。それは可哀相なくらいに縮こまっていた。
「か、かわいいぃぃっ!――旦那様のいつ見ても大きすぎだよ」
“あの旦那のモノを入れただけでも、あんたはたしかにエライよ”と言いそうになって‘グッ’とこらえる。たしかに旦那とは面識あるが、それまで知っているのを知られることは…
「――‘かわいい’言うなっ!男心はナイーブで、それだけでインポになっちゃう人もいるんだぞ。――それに男のモノはいつもはこれ位なのっ!」
そこまで言ってから、レイナのペースにすっかりハマっていることに気付いた。