また次の日も愛は学校へ来ることは無かった。担任は今日も風邪だから休みだと言った…。僕は何故か強い胸騒ぎを覚えた。一体愛に何が有ったんだろう。僕は今日の放課後も愛のお見舞いに行くことにしたのだ。
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ピンポン
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愛の母さんが出てきた。何故か目をあわせてくれない。今日は家のなかへ通された。愛の母さんが 急に重い口を開いた。
「実はね…。愛…一昨日から帰って来ないの。警察へは言ったんだけど…。」
愛の母さんは 泣き始めた。…一昨日は、僕と愛がデートをした日だ。あの後愛は家に帰ったはず。僕は悔しくて堪らなくなった。デートの後…僕が家まで送っていたら…。その事を愛の母さんには言えなかった。
家へ帰ったのは 夜中だろう。僕は町中をうろうろと走り回っていたのだ。家には珍しく母さんが居た。母さんだけではない…。男ものの革靴が有った。僕は ゆりえを迎えに行った後、あの公園へ行った…。公園につくと人は一人もいなく、今年最初の雪が降ってきた。その雪は本当に白かった。僕は居るはずの無い愛名前を何度も何度も叫んだ…力一杯叫んだ。返事は空から聞こえたようだった。
続