煙草の匂いが口中に広がり、詩織は夢中で男の舌を吸い、吸われた。
震える分厚い図鑑の奥で溶けそうな熱いディープキスを繰り返す。
その間も男の太い指は秘部を掻き回し…とうとう詩織はヨダレを垂らした唇で訴えた。
「入れて下さい…お願い…いっぱい…」
男はすぐさまズボンのチャックを降ろし、彼女の手を引いて分厚い真っ赤なカーテンの内側へ体を包んだ。
窓に面しているのは生け垣で、よくよく注意を払えば見えてしまうかもしれなかった…が、今の詩織には全く目に入らない
詩織は自ら片脚を窓の縁に載せ、液体を垂れ流している部分を開いた。
男は柔らかな肢体を更に舐め回した後、ようやく固い自身をそこに突き立て…ゆっくり沈めた。
「あ…入ってるぅ…詩織の…なか…いっぱぁ…いっぱいっ…んんんぅ」
「そうだね、詩織ちゃん可愛いよ、可愛い」
興奮した男に詩織は舌を絡め、激しく腰を振る。
「詩織いくぅ…いっちゃうぅ…いくいくいく」
「いくよ、詩織っ!出すよ…出すよ…」
あああっっ!
二人はぐったりと立ったままお互いを支え、しばし放心状態で見つめ合い…。
また、唇を重ねた。
もしかしたら詩織のバカンスは
これから始まるのかも知れない…
終わり。