虎太郎も、気付いてる。 俺に刺激を与えようと、股間に添えられた虎太郎の膝が小刻みに震えている。「彗の、淫乱。今日は、いっぱいしたのに、まだ足りないの?」
勃った俺を、虎太郎の手がやんわりと包む。
俺は、恥ずかしくて。
紛らわすために、あの事を、虎太郎に聞いてみた。「俺を引き取ったって、どういう意味?」
一瞬、虎太郎の顔が、曇った。
俺の問いには答えずに、虎太郎は、俺を握る手に力を込めた。
「あっ!虎太郎…」
虎太郎が、俺の唇を塞ぐ。
「んっふっ…んっ…」
唇を吸われて、自信をしごかれて、俺は何も考えられなくなって…。
快感の波に、身を委ねた。
ドクドクと、俺から溢れる蜜を指に絡めると、虎太郎は後の蕾に差し入れて来た。
「あっ…やっ…」
クチュクチュと、卑猥な音が響く。
その音に煽られて、俺は既にイきそうになった。
「こたろ…イきそ…」
限界が近いことを、訴える。
虎太郎の指が2本に増えて、広げる様に出し入れを繰り返す。
「彗。イって、良いよ」
いつもは、焦らされるのに、今回は、俺がイけるように、愛撫してくれる。
俺の感じる部分を、クイクイと押すようにされて…。