女の子を部屋に入れタオルを渡した。
『さぁ髪の毛を拭いて。お風呂にお湯を入れるからちょっと待ってな。本当にびしょびしょだなぁ。着替えは持ってんの?』
『はい着替えはとりあえずは…。』
『名前は。』
『雅美です。』
『雅美ちゃんかぁ。俺、秀雄。』
『雅美ちゃんは何年生?』
『○学2年です。』
『そっかぁ。可愛いね。』
雅美ちゃんの身長は150センチぐらいで大きく綺麗な瞳をしていた。
『どうして家出を?』
『親とけんかして…。』
あまり詳しく話そうとはしなかったのでそれ以上聞かなかった。
『あっそろそろお風呂にお湯が入ったよ。濡れた服は洗濯機に入れおいて。後で洗濯するよ。シャンプーとか使ってよ。』
私は雅美ちゃんがお風呂に入ってる間、食べる物を冷蔵庫から出して簡単な料理を作っていた。しばらくすると雅美ちゃんがバスタオルを体に巻いてお風呂から出てきた。
『あっ雅美ちゃん。パジャマないんだ。俺のシャツとトレーニングウエアのズボンでよかったら着てよ。』
『ありがとうございます。ちょっと暑いからしばらくこのままでいいです。』
『口にあうか分かんないけど食べなよ。俺もお風呂に入ってくるからさ。』