・・・・あの声は、多分吉村先輩だ。
俺はいきなり不安になった。『まさか』・・・・そこから先を考えたくなかった。
一歩ずつ足を進めると、佳織の声が徐々に鮮明に聞えてくる。
「せ、せんぱいっ・・・やめてくださいっ!!
痛い、痛いっっ!・・・・・いやぁっ・・・」
はっきりそう聞えた。俺は一目散に走った。
目の前に広がった光景を俺は信じたくなかった。
佳織は無理矢理ジャージを脱がされ、タンクトップとブラをまくりあげられて、
片方の乳首をしゃぶられ、もう片方の乳房を強く揉まれていた。
もう片方の手は、・・・・パンティの中だ。
「おい!やめろよ!!!」と、俺はおもわず叫んだ。
「け、賢ちゃん・・・・・」ひどく涙で汚れた顔で俺を見る。
「何・・・やってるんスか・・・?吉村さん・・・」
「え、何っておまえ、いつまで誘ってもダメっていうからガマンできなくなってさぁ。
お前はいいよなあこんな女と毎晩ヤれるんだk」
聞き切る前に、俺は小柄な吉村さんの胸倉をつかみ、
そのまま持ち上げたあと、地面に叩きつけた。
そして、頭をギリギリかすれて、地面をおもいっきり踏みつけた。
「2度とこんなことしてみろ・・・・今度は・・・はずさないからな・・・・」
震えが止まらなかった。殺してしまいたかった。
しかし、今そんなことしても、佳織には余計辛い思いをさせるだけだと思った。
自分を制御できるうちにここを出よう、と思った。
とりあえず何かされるとまずいので、腹におもいっきり蹴りを入れて、
吉村さんがうずくまっているうちに佳織に近づいた。
「ごめん、気付かなくて・・・・」
そういって佳織を強く抱きしめたあと額にキスをして、乱れた服を直した。
「あ・・・ありがとぅ・・・・・・」
※2ちゃんねる