(私…どうしちゃったの…誰か助けて…)
誰もいない公園。
その身障者用のトイレで葵は非現実的な状況で自問していた。
どうして抵抗もせず、詩織に引っ張られるままここに来たのだろう?
そして、葵は今、自分に淫らな行為をしていた痴漢の、興奮して震える腕に包まれていた。
「葵ちゃん、可愛いよ、本当に可愛い」
雨あられのように降り注ぐ無意味な称賛。
詩織はゆっくり近づくと葵のさらけ出された乳首に吸い付き、柔らかく濡れた舌で弄んだ。
「あっ…詩織…だめ」
男は葵の脚を片方ベンザに乗せ、開かれた陰部に指を入れる。
じわじわと出し入れされながら葵は涙が零れた。
気持ちよすぎてオカシクなっちゃう…。
詩織の舌が葵の舌と絡みあう。
憧れていた詩織とのキスに頭がくらくらする。
「1番は葵にあげる」
詩織はニッコリ笑った。
男は詩織に頷くと、葵を壁に後ろ向きに押し当て…一気に熱い異物が挿入された。
「あっ…アアアっ!!」
その大きさと強烈な刺激に悲鳴があがる。
男は尚も葵に言葉を降り注ぎながら休むことなく出し入れを繰り返す。
「ああっ…ああ…ゆ…るして…っ…しお…」
「気持ちいいでしょ…?葵だけに教えてあげるの…好きよ、葵…」
壁に押し当てられた、涙で汚れた唇に、再び詩織の唇が重なった瞬間、脳天に突き抜ける快楽が全身を駆け抜けた。
イッても男は行為をやめず、葵は立て続けに麻痺を繰り返した。
男は詩織と激しいキスを交わしながらようやく凶暴なそれを抜き…葵は失神したようにズルズルと床に崩れ落ちた。
そして代わって男と求めあう詩織を意識の底の底に感じながら…詩織のに起こった変化が自分にも沸き上がるのを感じ、戦慄しているのだった…。
終わり
今回をもってひゅうまの「堪えられない」シリーズ完結します。気に入って読んでくれた老若男女様よ、ありがとう!
ジャンルリクエストあったら言ってくれ!
なければ引退だー!
(どうでもいっか…)