付き合って1年と半年が過ぎていた
私達は高校を卒業し、バイトで貯めたお金で上京してアパートを借りて2人暮らしをしている
今私は何をやっているかと言うと‥メイドカフェで「マリア」という名前でフリフリの服を着てオタクな客を相手に
「お帰りなさいませご主人様☆」とくだらない台詞を毎日のように言わされていた
女の子が来て欲しいんだが、来るのはいつも中年のおじさんやオタク、まぁ普通に格好いい男性も現れるけどレズな私にとってどうでもいい存在だった
そんな事よりも私はいつも同じメイドとして働く女の子にいつも甘い言葉を囁いていた
みんなは私がレズであり彼女がいる事も知っている
「今日もリサは可愛いね」休憩中さっそくソファでくつろぐ1コ下の子を口説く私
「あの、ナミ先輩?顔近いです〃それに手‥」
「手?それがどうしたの?それにここではナミじゃなくてマリアって呼んで」惚けながらも手は軽く内股を擦る
「マリア‥これセクハラだょ?」
「うん、分かってる」肩に腕を回して頬にキスをする
「ヤダ、マリアもぅ止めて!これ以上はムリだから」
ガチャ‥
ドアを開けたのはハタチになる2コ上のエリ先輩だった
「ちょっとマリアまたぁ?もぅ後輩には手をださないでって何回もいったでしょ?そんな事して彼女知ったら悲しむよ?」
「え〜?じゃあエリーが私の愛人になってくれるの?」
「愛人って、バ-カなるわけないでしょ!」
「いいもん、ハルナは本命じゃないから。それにハルナ隠してるみたいだけど絶対男できてるし…あぁ〜あ、そんなに男がいいのかな…もぅヤダょ私」ふて腐れてかソファにねっころがる
その横にエリが座った「そうだったんだ、愛人にはなれないけどさ、話はいくらでも聞くょ?」
「エリィ〜ありがと〜大好き」抱き付いてどさくさにまぎれてまたホッペにチューをする「ハイハイ、分かったから放せ」
「なみ‥じゃなくて、マリア先輩!ツラい事があったら私にも相談して下さいね、ほら理解者多い方が心強いし」
「うん、リサちゃんありがと」
「じゃあ今日は仕事終わったら3人で飲むかぁ」
「アタシまだお酒未経験デス〃大丈夫ですかね?」
「そっかぁリサっちはまだ17だっけ?じゃあ今日はお酒デビューしちゃう?」