「痛い!?お前、せっかく助けてやったのに、先生に向かってその態度は…!!」
「えっ!すみませ…ぁ!うぅん!」
バシバシと女の子が尻を叩かれながら、背後から突かれていた。
本棚越しに長政は女の子と目が合った。
先生の方は気持ちよさそうに腰を振っている。
声は女の子だったが、
外見はどこにでもいる女子生徒だった。
今は涙で濡れ、苦痛に顔を歪ませている。
女子生徒は長政を見つけると首を少し振って、何かを訴えかけていた。
長政は怖さで震えていたが、
女子生徒の目を見て決意は固まった。
―彼女を助けないと…!―\r
しかし、具体的にどうしていいか分からなかった。
女子生徒は見えるが、その後ろの先生は見えない。
とにかくもっと近づかなければ。
長政は慎重に距離をつめていった。
「ンぁああ!!…あん!…あぁっ!」
ピストン音が激しくなっていく。
「今年は良い新入生が入ったもんだ…!ぁあ!出すぞ…!」
「ゃあぁあ!!」
パンパンパン!!
ほとんど叩きつけるような音がする。
長政が近づくが間に合わない。
「ひぁ!ダメェええ!!!」
「坪内ぃぃい!!」
「ひゃぅん!!!!」