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輪廻  2008-11-03投稿
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「痛い!?お前、せっかく助けてやったのに、先生に向かってその態度は…!!」

「えっ!すみませ…ぁ!うぅん!」

バシバシと女の子が尻を叩かれながら、背後から突かれていた。
本棚越しに長政は女の子と目が合った。
先生の方は気持ちよさそうに腰を振っている。
声は女の子だったが、
外見はどこにでもいる女子生徒だった。
今は涙で濡れ、苦痛に顔を歪ませている。
女子生徒は長政を見つけると首を少し振って、何かを訴えかけていた。

長政は怖さで震えていたが、
女子生徒の目を見て決意は固まった。

―彼女を助けないと…!―\r

しかし、具体的にどうしていいか分からなかった。

女子生徒は見えるが、その後ろの先生は見えない。

とにかくもっと近づかなければ。

長政は慎重に距離をつめていった。


「ンぁああ!!…あん!…あぁっ!」

ピストン音が激しくなっていく。

「今年は良い新入生が入ったもんだ…!ぁあ!出すぞ…!」

「ゃあぁあ!!」

パンパンパン!!

ほとんど叩きつけるような音がする。
長政が近づくが間に合わない。

「ひぁ!ダメェええ!!!」

「坪内ぃぃい!!」

「ひゃぅん!!!!」

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