(嫌だ、嫌だ‥)
俺は無意識に和志さんの腕をギュッと掴んでいた。
(優‥)
後藤、悪い今日は優に俺がにオムライスを作ってやる約束をしたんだ。
後藤の、手料理は又今度頂くよ。
正孝、後藤を駅迄送ってくれないか。
わかった、後藤行こうか。
後藤と呼ばれた女は、和志さんに優しい、物分かりのよい女の振りし作り笑いで帰って行った。
優、後藤がキライか。
(キライだよ。)
(和志さんに色目使ってさ)
なぁ、優は俺の事好きか
えっ
俺が黙っていると‥
答えて、くれないか。