ガタン、と音がして先生は果てた様子だった。
女子生徒はまだ喘いでいる。
「っぁは…はぁ、っ…!はぁ、はぁ、はぁ…。」
「……さてと。今日ここであったことは俺たち二人の秘密だぞ?」
女子生徒の頬を舐めると、先生は図書室を小走りに出て行った。
「ぅぅ………ぁ…。」
長政も本棚の向こうで行われていた行為が終わったことを、感じた。
本棚の裏では女子生徒がくの字に倒れており、下半身は露わになっていた。
「あ………あの…、俺、たまたまこの時間まで居残ってて…。」
長政は自然と制服の上着を女子生徒にかけていた。
「ぁ……っ……ぁ…り…が、とう。」
「そんな…助けられなくてごめん。」
女子生徒は長政に寄りかかり、
下半身を上着で隠した。
「わたし……坪内…ヒカリ。」
「あ、俺、村井長政。1年生だよね。」
こくんと頷き、ヒカリは泣き出した。
「うわぁぁああ!!あぁあああ!」
警察に通報しようにも、ヒカリはそれを頑なに拒んだ。
困り果てた長政は、お互いに一人暮らしだというのでヒカリの家に止まることにした。