月明かりに照らされているあの人は、なんと美しく・悩ましいんだ‥
高校に入学し、身長は高くおなりになったが 相変わらず細身で‥なんだか‥
間宮、どうかした。
私に気が付いた、悠紀様が声をかけた。
悠紀様、風が冷たくなってまいりました、お部屋へお入り下さい。
ほら、手がこんなに冷たい‥。握りしめた手を
頬に‥
大丈夫‥
と、すっと私から体を離した。
悠紀様
何も応える様子がなかった
何か、温かい飲み物をお持ちしましょう。
すなおさん‥
嫌だ、行かないで。
私を後ろから、抱きしめてきた。