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独り占め No.3

なまり  2008-11-20投稿
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「…ノリ。」

「何?」

「見すぎ。」

「白いなぁと思って。」

「変態。」

「隼、オンナノコみてー。」

「…(後で叩きのめしてやる)ほら行くぞ。」



ノリを連れて剣道場に入ると先に来ていて後輩達が寄ってきた。


「如月先輩!こんにちは!」

「こんにちは。」

「俺にはー?」

「ぁ、園田先輩もこんにちは。」

「(なんだその違い…。
隼もこんなやつらに微笑んでんじゃねーよ!)バシッ」


「イテッ!なにするんだよ!!

「別にー。」

「如月先輩!!大丈夫ですか?…園田先輩ひどいですよ!!いきなり叩くなんて…!」

「そうですよ!!
如月先輩大丈夫でしたか?」

「大丈夫。稽古始めようか」

「「はいっ!」」










「はぁ〜。カッコイイ…。」

「もはや美しいよ。」


ノリ「(なんだこいつら…てか隼はモテるなぁ…。強い上に、顔があんだけ整ってれば当然か。)」


道場の真ん中では、
部長と隼の練習試合。


隼は強い。
後輩の憧れの的だ。


恍惚とした表情で
隼を見つめる。


…部長もそこそこ顔はいいのに誰も見てねー。


そんな俺も隼しか見てねぇけど。


竹刀を真剣に構える隼は、普段と違うオーラで
目が放せなくなる。

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