出会いは、仕事場。僕は悦子より先に働いていた。 新入職した悦子を気にする余裕もなくバタバタしてる年数で言えば中堅な立場の僕。僕は、あまり周囲とぞくするのが好きでなく、一人で仕事をしていた。休憩などは普通に喋っていたが少し冷めた感じだった。 そんな時、同じ空気を醸し出した悦子を目にした。 新入社員なのに周りの目を気にせず煙草を吸ってた。「結構、根性座ってんな」と思いながら、僕も煙草をくわえてた。
初めは、そんな印象でしかなかった僕でした。
月日が流れるにつれ、二人の距離は縮まっていった。