「今日の拡張はこれくらいにしておきますか… 時間はたっぷりありますから… 」
12月20日(土)
次の日の朝、私はお味噌汁のいい香りで目覚めました…
「あれ? ここはどこかしら… 忘年会の途中からの記憶が全くないわ… 」
「くぅ? 頭が痛い… 完璧に二日酔いだわ…」
気がつくと私は下着姿のまま毛布にくるまっていました…
「やだ! 下着じゃない!」
私は慌てて近くに掛けてあった服を取ろうと起き上がった時に奥から伊藤さんの声がしました…
「起きましたか? 朝食の準備が出来てますから、服を着たらこちらへ来て下さい〜」
私は慌てて服を着て伊藤さんの声がした部屋に少しフラつきながら向かいました…
「おはようございます! 二日酔いの様ですね 二日酔いには丁度良い朝食ですから、口に合わないかもしれませんが、こちらで食べて下さい… 」
「おはようございます… 昨日はご迷惑をお掛けしたみたいですみませんでした… 途中からの記憶が全くなくて… これ伊藤さんが?」
「ははは! 一人暮らしですから、これくらいは… ささっ 冷めないうちにどうぞ… 」
「美味しそうですね! 私は料理が苦手なので… 遠慮なく頂きます 」