「ブラのホックが外れちゃって…。陽平君しかいないからお願いできるかな?」
「え…ブ…ブラ!?」
陽平の動揺っぷりは今思い出しても面白い。
ホックなんて自分で留めれるし普通ならそんな手に引っ掛かるわけがない。しかしそんな単純な事でも考える余裕が陽平にはなかった。
麗菜はゆっくりブラウスをめくり、胸の谷間を見せた。陽平の目が一瞬そこに向いた。すぐに目を反らしたが、動揺を隠せない。麗菜は陽平の下半身に目をやった。明らかに勃っていた。クスッと笑い、陽平に背中を向けた。
「ほら、陽平君。ホック…」
動揺しながらも陽平はホックに手をかけようとした。
その瞬間、
「おいおーい、陽平ちゃん。何してんのかな〜?」
先輩と友達だった。