「頭がっ!!」というと頭を押さえてのたうちまわる。祐一郎に助けの手を伸ばす…が祐一郎は冷たい目をして払い退けた。「脳溢血だよ。」冷たく言う。「き…救急車…」電話をとろうとした時、せなが配線を抜いた。「せ…せなぁ!!」「…そのまま死になさい」せなは涙をながしながら言った。二人は稔を置いて部屋をでる。「待ってくれ!死にたくないっ!すべて謝る!だから助けてくれ」社長室の鍵を閉めて外で待つ。のたうち回る音がする。緊急無線も警備システムもすべて切り、携帯電話も祐一郎が持っていた。稔が人払いをしたので二人以外には誰もいなかった。「せな…お腹の子…俺の子供だ…あの時稔が君を抱けと言われて抱いた時の子供だ」祐一郎はせなに言った。「祐一郎の赤ちゃんだと思ったどうしようかと…」「摩り替えたんだ。一応、俺、昔ヤンキーでスリやってたことがあるから。」あぜんとするせな。祐一郎はせなの唇にキスをした…