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妹は芸能人 4

 2009-01-04投稿
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僕は無言で作ってくれた夕飯を食べていた。
食べ終わり、なかなか脱衣所から出て来ない結が心配になってきた。

「やっぱなんかあったんだろ。……、結。」

「なんでもないよ。」

明るい声だったが震えていた。

「マネージャーの、篠田(シノダ)さんだっけ。あの人、知ってるのか?」

「……言ってない。」

「何やってんだよ。隠すこと無いだろ?」

結は脱衣所の向こうで声を殺して泣いていた。

「や……隠しては…ないよ。」

「お前、心当たりあんだろ?」

「うるさいな…関係無いクセに。」

僕は脱衣所の戸にもたれて話しかけた。

「誰がやったかなんてどうだっていいよ。……お前は納得してんのか?」

「知ってるみたいなこと言わないでよ!」

結の理性が切れてしまったらしかった。
声を上げ、子供に戻ったように泣き出した。

「…………メシ、美味かった…。おやすみ。」

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