彼女は、助手席から降りようとした。「待ってよ」俺は彼女のプニプニの腕を掴んだ。そして黙ってドアを閉めて「君の本名…教えてよ」「楓。鈴木 楓」俺は黙ってトラックを走らせた。「明日会社?」彼女は黙って首を横に降った。暫く走ると港にトラックを停めた。「俺さぁ…10人女の子とセックスした。五人は恋愛。五人は風俗。ここ最近は風俗だったけど…」俺は封筒を彼女に見せた。彼女は不思議そうに封筒を受け取った。保健所と病院の診断書…「…何これ…」「アノさぁ…エイズも性病、性病歴ないってこと調べて貰ったんだ。恥ずかしかったけど」「なんでこんなこと。こんなもの私に?」彼女は封筒を返してきた。「…君ははじめてで…性病にさせたらいやだろうなって。君と真面目に付き合いたい。体の相性あんなに合うのってもういないと思うし…うん、二度と現れない。君の素直さが好きになったというか、なんていうか。顔やスタイル関係ないと思うし。」「私…おばちゃんになっちゃうかもしれないし…け…結婚前提というか…」彼女はモジモジしていた