僕らの学校では今、教師遊戯というものが流行っている。
これは親の地位や権力、そしてお金が必要だ。そこが面白い。
この世は決まった人間しか勝てない。そうできているのだ。そしてそれは、親できまる。
僕は先週まで3人の教師を¨飼って¨いた。
しかし今日、またもう1人増える予定だ。
その教師の名は、『吉冨 公子』。
吉冨は僕らの担当で、英語の教科を受け持っている。
一番みじかな教師だが、誰も手をつけたがらない。多分、歳のせいだろう。
吉冨は40代で既婚者である。他に20代や30代が多い中、わざわざ40代を選ぶやつなんていない。
しかし、僕は初めから吉冨が欲しかった。
顔もスタイルもとてもよい。そして、性格も、少々きつめだが好きだった。
僕はある日の放課後、吉冨と2人で教室に残った。
僕はこんなことから口を切った。
「二年主任の前野良江、数学の近藤厚子、副担任の河野彩名。知ってますよね?」
吉冨はいきなりの質問に、少々困った顔をしている。僕はそんな顔を見ながら続けた。
「3人とも、僕のペットなんです。ここに300万円あります。公子先生、あなたを僕のものにしたい」僕は学生カバンから、箱を取り出した。