「さてと、そろそろ訓練の時間よ。
行くわよ。」
と真美は言った。
そして真美は真由美に
「あなたは上官室に行ってね。
兵種を選択しなければいけないから。」
そう言うと彼女達は部屋を出ていった。
真由美は1人、上官室へ向かった。
施設は広すぎて迷いそうになる。
壁に貼ってある見取り図を見て、なんとか上官室に着いた。
…ガチャ
部屋の中に入ると机があり、1人の少女が座っている。
「よく来たわ。
私は真緒少尉よ。
話は聞いてるよね。
では、さっそく選択してもらうわ。」
といった。
すると真由美が慌てて「あ、あの…ちょっと待ってください。
少し兵種の内容について説明してくれませんか?」
「分かったわ。
じゃあ説明するわ。
まずはバイク科。
バイク科はオートバイに乗って相手に突撃する部隊よ。
オートバイには左右に機銃も付いてあり、ハンドル部分にある引き金で発砲するわ。
戦闘服は黒いキャットスーツと黒のヘルメットよ。
スクール水着の上から着るの。
見た目もカッコいいから一番人気があるんだけど、死亡率は一番高いわ。
そして次、飛行科は戦闘機に搭乗して闘う部隊。
主力武器は左右に付いてある機銃。
グレネードも発射できるわ。
戦闘服はウェットスーツにマスク。
そして酸素ボンベが無くても呼吸が出来る最新のマウスピース。
マウスピースには無線装置もあって、仲間機との交信が出来るわ。
それもスクール水着の上から着るのよ。
だけど場合によってはスクール水着装備だけで搭乗するときもあるわ。
死亡率はバイク科の次ね。
そして最後にスパイ科。
敵地に潜入して任務を遂行する部隊よ。
手首に付ける極小無線機で本部と連絡がとれるわ。
基本装備は通常のスクール水着・ゴーグル・長手袋・ラバーブーツで潜入するわ。
以上よ。」
「ん〜、どうしよう。」
真由美が悩んでいると、真緒がいった。
「あなたのスタイルはすごくスパイ科に向いてると思うんだけど…どう?」
「…それじゃ、スパイ科で…。」
「じゃ、決まりね。」真緒はそう言うと、紙に何か書き出した。
「それじゃ、今日から頑張ってね。
近いうちに出撃があるから、その時までしっかり訓練を積むのよ。」
真由美は部屋を後にした。