女の子は家の中をキョロキョロと見回していた。時折、激しい雷の音にびっくりしていた。
『絵が沢山あるね。わぁエッチ〜。』
女の人の全裸の絵を見て驚いていた。その絵は女の人がソファーに寝そべってアンダーヘアーまではっきり描いてあるからちょっと衝撃的な絵だったのだろう。
『その絵は俺が描いたんだ。』
『へぇ じゃこの女の人は?』
『それはモデルの人だよ。モデル。』
『恥ずかしながらなかった?』
『いや全く恥ずかしながらなかったかな。プロのモデルさんだからね。お金はそれなりに払ったかなぁ。』
『へぇ 綺麗な人。』
『お金払うから裸のモデルしてみない。』
と、女の子に冗談で言うと
『嫌恥ずかしいぃよ。でもお金くれるんなら…。』
『えっ そうだねぇ。全裸じゃなくて上半身だけで¥5000でどうかなぁ。安いかなぁ。』
私は安い金額を言ったつもりだったが女の子は
『えっそんなにくれるの?』
『あぁそうだよ。そのかわりちょっと時間はかかるよ。』
冗談で言ったつもりが絵を描く事になってしまった。
『君、何年生?』
『5年生だよ。』
『で、名前は。』
『麻美。』
『麻美ちゃんかぁ。俺、和男だよ。カズでいいよ。』
女の子をよく見ると足がスラッと長くなかなかの美少女だった。白いTシャツが雨に濡れて少し膨らんだ乳輪が透けてうっすら見ていた。