あたしたちは一班だ。
10時から2時半まで授業・訓練がある。
毎日の日常はとても楽しかった。
朝昼は授業でいろんな事を習い、訓練で習った事を実践してみる。
真美兵長もスパイ科だった。
聞くところによると、あたしや真美兵長のような線の細いスタイルがスパイ科に向いているらしい。
我々ブラック・ウィンドはスパイ科が盛んだそうだ。
ちなみに美奈子上等兵はバイク科だ。
美歌一等兵と真紀二等兵は飛行科だった。
夜は他の部隊と交替で砦を見張る。
自由時間のときは部屋で皆と喋っている。
最初の頃よりは少しはなじめてきた。
皆ヤったことがあるせいか、結構そっちの話も多い。
美歌と真紀が特にエロい。
あたしの胸とか股間部なんかを触ってくる。
部屋にはバイブがある。
皆それでオナニーとかするそうだ。
そんな日が二週間程続いた時、出撃令が出た。
身体中に緊張が走る。
皆スクール水着に着替えた。
長手袋をはめ、ブーツを履いて、ゴーグルをつけた。
そして皆アサルトライフルを持った。
真緒少尉が第1第2第3部隊を呼び集めた。
ちなみにあたしたちは第2部隊だ。
真緒少尉が皆の前で言った。
「では、戦況を説明する。
今回の敵はブラック・ブラッド。
総勢1000人
こちらも総勢1000人
敵の目的はここの砦。よって我々は砦の三百メートルほど前で敵を迎え撃つ。
では、これより出撃する!」
ーブラック・ブラッドー
我々ブラック・ウィンドと同じ型の黒いスクール水着だが、赤いラインが入っていて、肩ひもも赤色なのが特徴だ。
得意な兵種もなく、最弱の軍団だそうだ。
だけどブラック・ウィンドも弱小軍なので、我々のほうが強いとしてもあまり差はない。
いよいよ初の出撃だ。
我が軍は隊列を作って行軍していった。
するとやがて、敵の大集団が見えてきた。
双方は対峙した。
皆に緊張が走る…。
すると、敵陣のほうから轟音が鳴り響いた…。
ふと上を見ると、一つの黒い玉が飛んできた。
その玉は自陣に落ちようとしていた。
そして、遠くにいる隊員達のもとに落ちた瞬間…
ドガァァーーーン!!
玉が落ちた地点に大爆発が起こった。
その場にいた隊員達は皆吹き飛んでいった。
あたしは目を疑った。