切ない表情で私を見る彼。
何故か、彼がキスをしていいのか迷ってるのがわかった。
「キス…したい…」
擦れた声で呟く私の口を、彼のくちびるが塞ぐ。
舌を絡ませ合いながら、彼の腰の動きが早くなったり遅くなったりするのを、幸せな気持ちで感じた。
「イキ…たい…」
彼が耳元で、息を切らしながら囁いた。
「ん…私も…」
「外に…出すから」
「うぅん…ピル…飲んでるから…中でイッて…お願い…」
大きく腰をグラインドさせ、私の一番奥に肉棒を突き立てる。
「あぁあっ!」
「やぁ…っ」
その度に私は小さく叫び、あそこがキュッと締まるのを自分でも感じる。
「んっ…う、ぁあっ…」
彼の口からも喘ぎ声が洩れ始め、私は快感で頭が白くなってきていた。
「あっ、もうダメ。ダメ、イッちゃう、イッちゃう、イッちゃうよぉ…っ」
「イク、イクよ…」
粘着質な水音、体と体がぶつかり合う音、お互いの重なった息遣い、ふたりのすべてがシンクロした。
「「ぁああぁぁぁあっ!」」
私の中でビクンビクンと脈打つ彼。
キュッキュッと狭くなり彼を包み込む私の秘部。熱い何かがそこから溢れ、つつつ、と零れ落ちていく。