しばらく繋がったまま、私たちは息が静まるのを待った。
何を喋ったらいいのか…
「ごめんなさい…」
沈黙を破ったのは彼の一言だった。
「…ごめんなさい…」
その一言に、同じ言葉と、涙しか出てこない私…
「私が…いけないんです…」
「…最後の作業が残ってます」
彼は私の中から出ていき、近くにあったティッシュを数枚取り私のあそこを拭く。
自分自身もキレイにし、作業服を着て、そして私の着替えを手伝ってくれた。
そして私の頭をポンポンと撫でる。
「こんな遊び、どこで覚えたんですか」
優しく微笑む彼。
「自分の体を大切にしなさい」と言われた気がした。
私の気持ちに応えてくれて、そして私の気持ちを察してくれた。
もう、彼氏がいようといまいと、悪い私は封印されるだろう…
この彼のお陰で。