気がつくと俺はベッドで
誰かに抱き締められながら寝ていた。
顔が見えない…
てか、何…この状況!?
ここ何処!?
「…ん…隼…。起きた?」
あれ?この声…
「ぇ、うん。…ノリ?」
「何?どうした?」
「どうしたじゃなくて……
何で俺がノリの部屋で寝てんの?…しかもノリと一緒に。」
「あ〜…やっぱり覚えてないかぁ。かなり飛んでたもんなぁ…。隼……何処まで覚えてる?」
「何処までって……。
朝練で倒れて、保健室行っ…て……ぇっと…………」
「いいから次!」
「…ぅっ……ノリが来て、
屋じょッ………て、アア゙!!」
……あり得ない。
「そうそう。隼ったらヤり終わった後もしばらく飛んでてさ、俺の腕掴んで離れなかったんだから。」
「な…!!!……俺………。」
「それで仕方なく俺の家に連れて来たんだぜ?」
「ぁ…ぁ、アリエネーー!!」
「何言ってんの?
ついでに言うと俺ら恋人だし。」
「!!!!!?????」
「隼さぁ…ヤってるときに何回も『ノリ、好き』とか『ノリの物になる』とかさ熱烈な告白してくれたでしょ。」
「ま、待って!!!
覚えてないっ!!!」
「俺その時に『後で撤回はさせねぇ』って言ってたし…」