ノリと俺が……恋人?
「隼?………」
あまりの事実に固まる俺。
チュッ
「ッ!!!!!!、何すッ…てチョっ…!」
いきなりキスされたかと思えばキツく抱き締められる
「隼は全部俺のモノ。」
「ノ…リ?」
「だから…、浮気すんなよ?」
「は?、っ待て!俺はまだ恋人とか認めてねぇ!」
「何言ってんだよ。さんざん好きって言ってくれたじゃん。」
「ぁ、あれは、覚えてな…
「へぇ、隼ってヤって気持ち良かったら誰でも好きって言うんだ。」
「ぃやっ…違っ…」
段々立場のなくなる俺…
「てことは保健室で抱かれた奴も好きなの?……隼がそんなに軽い奴だとは思わなかった…。」
そう言うと少し悲しそうな目をするノリ。
「保健室のは…ちゃんと覚えてて……。その、好きとかは…言ってない、から…」
しどろもどろ言葉を繋げる
なんだこれ?
浮気が見つかった亭主みたいだ。
「じゃあ、俺だけ?」
切なそうに見つめてくるノリ
「ぅ、うん…。」
「隼…俺のこと好き?」
お互いの顔がぶつかりそうなぐらいの至近距離で、
真剣な顔でソッと聞かれる
「……………………………ぅん……スキ。」
、言ってしまった…。