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独り占め No.19

なまり  2009-02-10投稿
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「なんだ、やっぱり両想いじゃん。心配して損した。」

そして、心底ホッとしたように、嬉しそうに笑った

…ちょっと、ときめいた。
とか気のせい…だよね?



「俺も…隼が好きだ。」


そう言うと、ソッと唇を重ねてきた。


「…ン…。」


「…やっと、手に入れた。」


「?」


「何もないよ。隼は俺だけのモノで、誰にも渡さないってことだよ。」



ノリの言葉に思わず赤面してしまう。


「………///っにしても!
ノリが俺のコト好きだったなんて…。」


「隼、鈍すぎ。初めて喋った時から好きだったって。」


「そんなにも前から!?」


「俺の長い片想いも、今日終わったけどねー。」


「…今まで…気付いてなくてゴメン。」


「何言ってんだよ。俺は片想いでも、隼と一緒に居てて楽しかったし。これからは今までよりもっと、隼のこと大切にする。」



そう言って笑った顔が、
今までに見たことがないくらい幼くて、幸せそうだった。




結局…、
俺も満更でも無いのか。
抱き寄せる腕が心地好いな




「隼…お前の事、
独り占めしていい?」






「…いいよ。
独り占めされてあげる。」



-END-

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