翼は携帯を持ち、ルリに電話をした。
翼『もしもし』
ルリ「翼!やっと声聞けたよ」
翼『もう帰れよ。風邪ひちゃうから…彼女が心配してるから』
ルリ「見てたの?」
翼『外見たら、見えたからさ。だいぶ、時間経つよ』ルリ「翼、来て!もう1回話し合おう」
翼『何度話し合っても同じだよ。僕は戻らないよ』
ルリ「何で?何でそんな事ばっか言うの?」
翼『…ルリが欲しいのは僕じゃないんだよ。僕のお金が欲しいんだよ、僕からの支援がなきゃ欲しい物、買えなくなるからだろ、知ってるよ、一時でも優しくしてたら何でも買ってもらえるからでしょ』
ルリ「そ、そんな事ない」翼『もう帰れよ』
ルリ「女、出して」
翼『ヤダ!』
ルリ「出せよ」
翼『もう本当にやめてくれよ。迷惑だから。次何かしたら許さないからな』
ルリ「下りて来ないなら、部屋行くから」
電話を切った。翼は服に着替えだした。
悦子「…どうしたの?」
翼『話つけてくる』
悦子「何で?」
翼『大丈夫、戻るよ!すぐに待ってて』
翼は下におりて行き、悦子は上から見守った。