ルリの前に立った。
翼『もう終わりだ、ルリの本性わかったし』
ルリ「何で、そんな事ばっか言うの？私は翼が好きなの。愛し合ってるのに」
翼『愛し合ってないよ、君は嘘ばかりだよ。僕だってわかってるよ。もう帰って！』
ルリ「あんたの欲しかった女が目の前にいて男と別れるとまで言ってんのに何でダメなの？」
翼『もう愛してないからだよ、別れたいんだ。これ以上、傷付け合うのは止めようよ』
ルリ「…そんなに別れたいんだ。そんなに今の彼女が好きになっちゃったんだ…ダメなんだ…」
ルリは俯いて泣き出した。翼の意思は固かった。泣いてるルリを優しくする事なく背中に手を当て帰る方へ送り出した。
自分もマンションに帰ってきた。
悦子「…大丈夫？」
翼『大丈夫。今日、帰っちゃうの？』
悦子「…うん」
翼『そっか…送るよ』
悦子はシャワーを浴び着替えた。車に乗り、悦子の家まで送った。
悦子「一人で平気？」
翼『平気だよ。気にしたもんじゃないよ』
笑って見せた。
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