虎太郎が、俺を見つめる。
それから虎太郎は、涙でいっぱいの目を、ふせた。「佳英を抱いてるつもりだった…ずっと…ごめん」
俺は、虎太郎を抱きしめた。
「んじゃ、これからは俺を好きになってよ。俺を抱いてよ」
「彗…んっ…」
虎太郎の唇を、塞ぐ。
舌を絡ませる。
「はっ…こたろ…して…」 虎太郎の手を掴んで、俺自身を握らせる。
俺のは、もう硬くなってて、虎太郎の愛撫を待ち望んでた。
「彗…」
虎太郎が、俺を扱き出す。
「あっ…こたろ…好きだよ…あぁっ…」
「彗…凄いヌルヌル…」
「やっ…言わないでぇ…はあぁぁん…」
「どうして欲しい?」
「舐めてぇ…」
腰を、虎太郎に突き出した。
ピチャッ…
虎太郎が、味わうように俺自身を舐める。
ゆっくり…ゆっくりと、舐める。
いつもの激しいのと違って、焦れったい。
焦れったくて、興奮する。
「あっ…あぁっ…もっと、激しくしてぇ…」
俺は、腰をすり付けた。 こんな優しい愛撫じゃ、イキたくてもらイケない。「イキたきゃ、自分でしてごらん?」
虎太郎は、俺の手を後ろの蕾に導いた。