「清香」
自然に誘導されて、清香は冷たい床に寝そべってしまった。
半裸の身体に伊織は止まらない自分を自覚した。
「清香、大好き…清香の全部、伊織に頂戴?」
可愛くねだり、抵抗する間もなく水色のパンティをするりと脱がし、足を開かせた。
薄い毛に覆われた清香の秘部はきらきら光り、指で撫で上げるとぬるぬるとした感触が伝わる。
「嫌ぁっ、伊織、見ちゃやだあ!」
構わず愛しい人の部分を見下ろし、ふぅっと息を吹き掛けた。
「あっ…伊織…」
自分以外触れたことのない部分に伊織の舌先が伸び、ねばつく液体をなめとっていく。
簡単な自慰行為では得たことのない官能の渦が走り抜け、大きく喘いだ。
「あああっ…嫌ぁ…汚いよ…駄目ぇっ!」
「可愛い、清香のここ」
伊織も乱れる清香を見て限界だった。
自らブラウスをはだけ、夢うつつな清香の上に被さった。
清香の目の前に、白くて柔らかな伊織の乳房があった…その可憐さに、戸惑う清香もつい触れてしまう。
(凄く柔らかい!気持ちいい…)
すると、伊織は可愛らしく身じろぎし、喘いだ。
(伊織が感じてる…)
清香は伊織の真似をして乳首を口に含みそうっと転がした。
「あっ、清香ぁ…」
しばらく乳房を揉みくちゃにしたあと、伊織は身体の向きを変え全てを清香の前に晒した。
(これが…伊織の…)
薄紅の花弁がひくつき、透明な愛液が滴る。
甘い匂いに酔いそう…。
僅かに顔を出した小さな芽が清香の舌を待っている…
清香は躊躇わず、ずっと憧れていた少女を味わった。
ぎこちない清香の舌が触れた途端、伊織は軽くイッてしまっていた。
セックスに慣れた自分より早く、清香にイカされてしまうなんて…。
清香が自分を夢中で舐めているだけで何回でもイってしまいそうだ。
「清香ぁっ…駄目っ、良すぎちゃうっ」
愛しい人のものでなければとても出来ない行為。
初恋は近所の爽やかなスポーツマンだった。
だから清香は自分が真のレズだとは思えない。
だからこそ伊織を心から好きだと言えた。
伊織が例え男であっても、女の子でも、きっと恋に堕ちていた。