「返して下さい!」
いかにも大事な物であるかのように手を伸ばすと陽介はそれを落とし踏みつけた
「伊織…お前は私だけのものだと言った。だが他の男に抱かれたお前も魅力的だったぞ。武瑠の技ではお前も物足りなかったろうがな…」
武瑠はいきりたって手錠を鳴らした。
がびくともしない。
「さあ伊織、おいで」
「お義父さま…酷い。武瑠さまを解いてあげて」
陽介の眉がピクリと震え、次の瞬間、伊織は羽交い締めにされていた。
「痛いか?他の男を名前で呼ぶな。わかったな」
「はっ…いやあっ…」
陽介は乳房を捻るように揉みしだき、伊織は痛みに叫んだ。
それから武瑠に見せつけるように口づけする。
伊織は悲しみに満ちた瞳に涙を溜めて武瑠を見つめ、それでも慣れ親しんだ舌使いに答えていく。
「見ないで…伊織を見ちゃ嫌ぁ…」
武瑠はギラギラとした目で伊織が壊れていくのを見守っていた。
身体中が嫉妬と興奮で逸らそうにも逸らせない。
裸に剥かれた伊織が武瑠の上に乗せられる。
巧みな愛撫で伊織は虚ろになき続けていた。
「武瑠、伊織にすっかりタブらかされたな。その顔はなんだ。そら」
口を塞いでいたタオルを引き剥がした。
その口に伊織の秘部を乗せる。
「舐めてやれ」
陽介はこの異常な光景に明らかに興奮していた。
伊織さえ悪夢にいるような、異様な興奮に身を震わせていた。
恥ずかしさと妙な被虐的な快感にさまよう。
「お義兄さま、伊織の見ないで…」
武瑠は吹っ切れたように舌を突きだし、遮二無二しゃぶり始めた。
肉棒は天を仰ぎ、そそり立っている。
「ああっ…はあっ、気持ちいい〜、あっあっ」
陽介はやわやわと後から胸を揉み、武瑠は狂ったように舐め続ける。
親子に弄ばれ、伊織は芯が熱く火照り始めた。
我を忘れ、卑猥な言葉を口走った。