「なんですか、その顔は?
もっとして欲しそうですが?」
ルナルドが意地悪に笑った。
「う、うるさいっ!!」
相変わらず、アリス嬢の頬は林檎のようだ。
「はぁ………。
もっと素直になられたらどうですか?」
ルナルドはため息をついた。
「…………なんか…むずむずする……」
アリス嬢の正直な言葉だった。
ルナルドはにっこりと笑って言った。
「では、後のお楽しみ…ということで」