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女神ラブドリーナ10

アメリカ日本  2009-05-02投稿
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「モシモシ、私」

「うわッ!?」

 驚愕したオレ。

 電話の相手がラブドリーナに代わるとは!

「駄目でしょうケン、電話を急に切っちゃあ。
 マナー違反だわ」

 マナー違反だって!

 アンタが言うなよ。

 大体何で、オレの名前知ってるんだ!?

 女神様だからか!?

 まるで、ストーカーみたいな神様だよな!?

「ケン、この頃姿を見せてくれないから、私ィ…すっごく寂しいわァ」

 女のフェロモンをプンプンさせて迫って来る。

 ツーショットダイヤルをやっているつもりか?

「い、色々と忙しくてよ! つ、付き合いも、た、た、大変だし」

 落ち着け、オレ!

 まるで、借金取りに追われているみたいだけど…。

「男も大変よね」

 だったら、電話しないでくれよな。…と、内心では怒りつつも…

「わ、分かってくれる?」

「分かるわぁ、でもぉ…やっぱり寂しいわぁ」

「さ、寂しいって…」

 旦那がいるくせに。

 浮気でも、したいの?

「ウソ、だよね?」

 オレは電話を切ろうとしたが、手が硬直して動かない!

 まるで…

 誰かにグイッと、腕を掴まれているような感覚だ!

「ウソじゃないわ、ホントに寂しいの」

「じゃあ、オッパイやケツも寂しがってるんだ?」

 ハァ!?

 何ィ言ってんだオレ!?

「ウフフ、そうね。
 オッパイはぶるんぶるんと震えたゃうし、お尻もぶりんぶりんぶりーんよ」

「…」

 やめろよ、変態女神!

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