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義妹…≠…優 ?

涼太  2009-05-29投稿
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優のノートは、まるで速達便のように翌日私に戻ってくる。
昨日の赤ペンで書いた私のコメントに対し、一晩 でビッシリ書き込んで返して来る優からの2信目のノート。全国レベルにある書道部にも籍を置く優の字は高校生とは思えないものだった。

優は「心技体を取り違えていました。トップになれなかった理由が判った気がします。もっと早く先生に会いたかったです…。」
それに対して、ラグビー馬鹿で体得した自分の哲学を引用して、新体操選手である女の優に説いた
。通用するかは判らない

心技体は、三拍子ではなく順番なのだ。心の無い奴に技は学べない。体のない者は技で補える。が心が無ければその技すら得られないぞ。
機会があれば富士山に登って下界を見下ろして来い。いい映画、いい本、いい絵画、いい音楽に触れろ。遠征先に美術館があれば飛び込め。理想の男に抱かれてみろ。愛し、愛される心に触れてみろ。第一に感性を磨け と大胆な事も書いてノートを返した。

一方、ラグビー部は秋の厳しい練習に耐え県予選を勝ち抜き全国大会、花園に行った。無念のベスト8で帰って来た。
…冬休みがあけて三学期の始業式の日、優のノートが届く。

「先生。応援しました花園でスタンドから。
親に無理を言って富士に登って来ました。日本一の高さから下界を見るって、感動しました。勝者はあの感動を味わえるんですね。私は見上げてばかりで見下ろすイメージは持ってなかった。これまでは」

優のそのノートを読んで私は(こいつ、もしかしたら化けるかも。男だったら我がラグビーチームの司令塔の人材なのに)新体操の指導知識は皆無だったが予感した。
私は一計を案じた。

私はシャガールが好きだ。彼の絵には他人に真似のできない点が一つある、私には真贋を見分ける事が出来るかも知れない
それ程幾度となく見た。
以前から私がワクワクとしていた、この街で開かれるシャガール展に優を連れて行くことにした。

その日、優はジーンズの腰にセーターを結び、深めのハンチングを被って現れた。ギャラリーに入る。目で数える。13点
「ぅわ〜〜。先生…」私の腕にしがみつく。

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