私と優の共同著書
『神の賛美は誰の頭上に!…その伝導士たちへ』
本はスポーツ指導者だけでなく選手や企業人からも広く読者を集めた。
本の概要はこうだ。
☆スポーツは国境を越えて競われる。
それぞれの宗教を信仰する国を超えるのであれば、競技者が共通認識する神が存在する筈だ。全てのスポーツを掌る神が見守る中で競技は行われなければならない。
キリスト、釈迦やアラーでもない「神」だ。
ギリシャ・アテネの時代に『人間どもよ、より早く、より高く、より遠くへ、より優雅に競ってみよ!』と説いたあの神だ。
この神を、私は著書では他の神と次元を異にさせる意味で「天」と呼ぶ。
天は結果だけを評価して、プロセスは見ない。
天の前に、最高のコンディション、最高のパフォーマンスを見せるかは選手、日々の努力なのだ。
地方で開かれる小さな競技会でも国際試合でも天が見ている「天覧試合」なのだ。
競う以上、相手は存在するが「敵」と考えてはならないのだ。
「敵」は相手に恐れおののく自分、努力の欠如から来る不安、失敗を怖れる弱き心…これらの自分の自信の無さなのだ。敵は自分の中に存在する。
天の前で最高のパフォーマンスを披露する。
失敗を怖れぬことだ。それは結果なのだから。
解りやすく言えば、例えば、浅田真央の敵はキム、、ヨナではないのだ。
「相手は相手。私の演技を見て下さい。私はこんな演技が出来ます」
と言う天に対するアピールなのだ。
四回転を跳ぶ、跳ぶと言って失敗を怖れ跳ばない安藤美姫の弱さが敵なのだ。天の前で自信を持って跳ぶのだ。得点の対象にもならないイナバウアを披露した荒川静香に天は最高の賛美をくれたではないか。石川遼や錦織圭、宮里藍…天が見ているアスリートは多い。
要は「心技体」の順番なのだ。心から始まる。相手に対してガッツポーズはするな。ただ天の褒美に感謝せよ!涙するな!
優は本の中で、男の私に解らない女の立場から見事にピンポイントで心理を伸べてくれている。
「人を愛しなさい。切なさ・愛しさ・喜びを学んでそれを演じてみなさい。感性を磨きなさい」と。
Kも他種目協会を奔走してくれている。
妻の愛も喜んでいる。妹を抱いた背徳感は形を変えて補って行こう。
タカ・サレ:スポーツ。