私はピンクローターのスイッチを切った。
美霞はひとしきり、激しく私にフェラチオをした後、荒い息をしながら私の横に寝そべった。
淫汁がシーツを濡らしていた。
「オナニーを見て欲しかったのか、美霞。そうなんだね?」
「恥ずかしいけど…夫は振り向いて…くれなかった。自分の中に妄想が…膨らんで来るの…いい年をして…おかしいでしょ…でも可愛い草花とお店で…遊んでいると…紛らわせる…ことが出来た。…なのに健さんが…震わせたの私を」
「悪かった。知らずに。美霞が余りに魅力的だったから…責任取らないとな…」
「謝らないで。…勝手に私が…悪いのは私…でも何だか…一つ一つが真っ白に…消えて行く感じ」
「一つずつ消えていけばいいさ。溜めていたら、大変なことになるよ。美霞の場合は。他には?したいことはないの」
私が笑いながら言うと
「ごめんなさい。変な女で。健さんで…よかった。男を健さんを…自分のものにする…儀式と言うかSEXを…見たことあるの。官能的だったわ…」
「へえ。男を?どこで見たの?まさか逆強姦じゃないよね?」
「似てるかな。ソロモン諸島にね、ハンベラジュウムと言う蘭科の植物の群生地があるの。花の咲く時期は何キロも離れた隣の島まで、風に乗って花の香りが届くの。旧イギリス領で、原住民は、男 2女が 8 位の比率の女系の島なの。花がかおる頃、女たちはエッチな気分になる訳。男を奪い合うの。暴力じゃなく…凄くエッチな方法で。花を見に行って目撃したの…見ていて…凄く興奮したの…」
「へええ、是非聞きたいね、どうやるの?」
「イヤー。それは。したことないもの。ホントに恥ずかしいから…」
「なんだ。勿体つけて。聞かせろよ。ジラせるないでよ」
「最初ね、女が『私の男よ』って妖艶にマーキングするのよ。男が黙って最後まで大人しくマーキングさせたら、了解したものとして男を犯すの」
「えっ、男は縛り付けられる訳?木か何かに」
「ううん。男は自由。自分からは動かない。見てるだけ。女を品定めするだけなの」
「男は自由?痛くないならやって妖艶に…見せて美霞を品定めしてやる」
「ええ?ダメよ…したこと無いもん…向こうの風習だから…自信ない…じゃ…健さん目閉じてて」