『あの日』
笑子はいつものように男たちに身体を捧げに、廃工場へ向かった。
するといつもの三倍近い人数の男たちが集まっていた。年齢も格好もバラバラだった。
「笑子ちゃんの到着〜!」
まるでこれから全校生徒の前で何かを発表するかのように、男たちの視線は笑子に注がれていた。
「こ、この人…たちは?」
すると笑子に紙とペンが渡された。
「遺書書いてくれや」
「もう週一回じゃ我慢出来ないんだよ」
「気づかなかったか?皆さんお前に一回は中出ししてるぜ?毎週順番に来てくれてたんだがな。もう、面倒になった」
「学校には親父から連絡入れさせるわ。お前今、男と一緒だろ?そいつに宛てに遺書書け」
笑子は、逆らったら少年の身に、今自分が一番大切な人の身に危害が及ぶと判断した。
笑子には自分達のことや父親のことを書かせないように、上手く隠しながら、これまで笑子がされてきた事を書かせた。
「さてと…」
笑子は十人程の男性からいきなり精液を浴びせられた。
「!!?」
服や髪に精液がベッタリ付いた。
「ははは!ちょっともう少し我慢してくださいよ!」
笑子は服を破かれ裸にさせられた。
そして洋式便器の置物にM字開脚のまま縛り付けられた。
「喋って良いのは二つ。『入れてください』、『出してください』あとは喘ぎだけだ。皆さんそれ以外はお好みで!」
「じゃ、じゃあ俺は自分の名前を…」
「本当に1万円なんですか…!?」
「夢みたいな話だ!」
笑子はここに至るまでが速すぎたため、
まだ状況を理解出来ていなかった。
―ああ…わたし…一生このままなんだ―\r
そして一人目が入ってきた。