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撮られた!…私 【1】

匿名っ子  2009-06-22投稿
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「嫌です!。いくら何でも。…出来ません!」
私はその男に向かって叫んでいた。

私たち夫婦はこの街で小さなフォトスタジオを営んでいる。つまりカメラ店である。私は幼い頃から、父親から貰ったカメラに興味を持ち写真を撮りまくって育った。私は小三の時、全国ジュニアフォトコンテストで最優秀賞を受賞した。
海岸線の砂浜、波打ち際に打ち寄せる無数のゴミにシャッターを切った記憶がある。…私なりに何不自由なく可愛がられて育った。女性写真家を目指し美大の専門学部を選んだ。入学してすぐ、学園マドンナコンテストで私がマドンナに選ばれて、その推薦写真を撮ったのが先輩、今の夫だ。
私たちは親の反対を押し切って結婚をした。親からは勘当。今でもだ。
二人で立ち上げたこの店も量販店の勢いに押されパッとしない。
夫はビデオカメラを担いで街の芸能イベントや幼稚園の学芸会などを撮影し自治体、主催者に売り込み臨時収入を得ている

その男は一時間程前に店を尋ねて来た。
夫が関係先知人の三百万円の借金の保証人として捺印をしたと言う。
姿を消した知人に代わって、さあどうしてくれるか?という訳だ。

その男の物腰は大人しい。こんな話題で無ければ…私の好みのタイプだ。
顔、体つき、年代といい。一流大学の経済学部でも出ていそうな物言い。
「ご主人、奥様にお聞かせするお話しではありません。ご主人がキチンと責任をおとり頂ければいいことです」
夫は無言で俯いている。
「奥様、恐れ入りますが灰皿をお貸し頂けませんか」「あっ、気がつきませんで…」私は慌てて立ち上がり、スタジオから灰皿を取って戻る…。
「奥様、そのまま…立った…ままで…」
男の言う意味が解らず私は立ち尽くしていた。
「なるほど…全国大学マドンナコンテストで準グランプリ…いい躯をしてる。…それにこの小学生の時の写真も、外国の新聞に載ってますね…21世紀に警告する子供の目線…か。才色兼備だ」
男は手にしたファイルを見ながら呟いた。
「ご主人、ビデオ撮影でアルバイトされてますね」
頭の回転も速いらしい。
「ご主人、一度しか言いません、よくお聞き下さい奥様と私が三回、Sexをする。カメラマンはご主人。奥様は仮面をつけてもOK!…引き換えに借用書を破棄する。…私は他で回収します」

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