妻の史恵が出張研修の夜私は義母を抱いた…。
勿論、そのことは史恵にはバレてはいない。
それまでと変わらず、以降も義母と史恵は仲が良かった。
私と史恵が勤めに出て、義母が食事他、家事一切を担当するという一家の生活が続いた。
何事も無かったように、である。
その事に私は安堵した。
賢明な義母は、娘史恵の前では厳然とした母であり私に対しても娘の婿として大切にしてくれた。
義父が他界して二年。
たまの休みに史恵と連れだって買い物に出掛ける義母は、史恵と姉妹に間違われる程、若かった。
…心なしか、私とセックスした以降、体の色艶も一層、良く見えた。
「マモルさん、来週の火曜と水曜、また研修。…一泊二日。…母さん、又、お願いね。」
夕飯をしながら史恵が言った。
「解ったわ。火、水曜ね…マモルさん、美味しいもの食べましょ。史恵は豪華な外食よ、きっと」
義母はカレンダーにマークをつけながら言った。
火曜日の朝、私は駅まで史恵を送った。
「じゃ行ってきます!」史恵は屈託なく言って構内に消えて行った…。
「マモルさん、夜は勝手に焼肉にしたわ。良かったかしら?」
ビールを運びながら義母は微笑んだ…。
私は…覚悟はしていた。
「マモルさん。私、パパが亡くなったから妻は出来ないから。後は母と女は続けたい…」
乾杯の仕種をした後、義母は言った。
「あの日から私、凄く充実してる。今夜も…女に
…戻って…いい?」
私の顔を覗き込みながら艶っぽい目で言う。
私はもう、あっさりと、
「構いませんよ。私も娘の亭主じゃなく唯の男になりますよ。スッパリ割り切って…」言った。
「良かった!マモルさんに拒否されたら私、この家に居れないもの…」
「お義母さんが…キチンと史恵の前で使い分けてくれるから…いいです」
「大人どうしね、お互い…じゃ、もう今夜は恋人同士でいきましょ。エッチモードで…」
「いきなりですね。」私は笑いながら言った。
「私、パパにどうしても言えなかったんだけど…
してみたい事があるの。…笑わないでね」