高校生活、初寝坊。
マッハ2の速さで‥‥はあり得ないけど、兎に角走った。
‥‥‥‥‥。
キツイ、苦しい、臭い。
電車内は、私みたく汗だくの人達でギュウギュウだった。
いつもの時間なら混まないのに‥。
「ハァハァハァ。」
やけに息が荒い人がいるなぁ。
あだ名はきっと荒男だ。
と‥いうか‥‥。
この荒男、何か近寄って来てる?
‥‥電車が揺れてるからか、荒男の顔がだんだんと私に迫ってきた。
やだ‥‥。
私はクイッと後ろに身体を向けた。
ツツゥ‥‥。
―――っ!?
太ももを指で下から這われた気がした。
そっと後ろを見ると、真後ろには荒男。
グラァッ‥‥。
電車が大揺れした。
「えヘヘぇっ。」
荒男の不気味な笑い声が私の耳に通った。
同時に、私の首にポタリと何か落ちる。
触らなくても解る‥これは唾液。
ッッ‥‥‥!!
怖くて声が出ず、パクパクと口だけが動く。
手がまた私の身体を這ってくる。
太もも‥
お尻‥‥
おへそ‥‥
私の秘部‥‥‥
パンツの外から秘部の谷間を荒男の中指が這う。
「‥ゃめ‥ぐぶっ。」
声を発する寸前、ハンカチが口に入れられた。
クニュクニュ‥グリ‥グリグリグリ。
荒男は秘部を攻めてくる。
「んんっ‥。」
私は必死に足を閉じた。