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鬼畜なアイツ 3

ねこ  2009-07-07投稿
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「リイチ、寮案内してやって。俺は先生と話あっからさ」

放課後、亮二は俺をリイチに押し付けてサッサと職員室に消えてしまった

ぽつんと残された俺は、真横に立つリイチをチラッと見る…気まずい…。

「じゃ、いこ。桜さん」

「ちょっ…だから、それやめろよ、俺は…」

リイチはピタリと足を止めてこちらを見つめる。

俺と同じくらいの身長だから、目線がもろにぶつかる…。

な、なんか、嫌だ。

「…怒った?」

なんなんだ、コイツ!

「え、いや…怒っちゃいないけど…」

こうストレートに聞かれたらこういうしかない。

「ならいいじゃん。君って変なの」

は、はあ?

「な…お前のが変だろ?めっちゃ笑いやがるし」

リイチは長い睫毛を瞬かせて笑った。

「へえ、なんだ。拗ねてるんだ。案外、可愛いんだね…」

「かっ…可愛い?」

なんだよ、コイツ!

リイチが近づいてくる。
目線、絡めたまま。

待て、なんか、ヤバそうじゃないか?

誰もいない教室で、妙に緊張…なんなわけ?この雰囲気!

「あ、あの二宮…」

「リイチ」

幼い顔に似合わない強い口調にドギマギする。

「リ、リイチ、寮、案内してよ」

もう目の前にリイチの顔…間近で見ると繊細で綺麗…って、何考えてんの俺は!

「顔、赤いね、桜…」

よ、呼び捨て?
なんで?
いや、その前に俺は…

優輝、と言おうと開いた唇にリイチの唇が重なった。

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