俺は勝手だ…とんでもないエゴイストだ。
あんな優しいリョウより意地悪で読めない、ギャップありすぎのリイチに欲情してる。
壊されたい、めちゃくちゃにして…なんて上擦った声で哀願してる。
眼鏡の奥の瞳に俺が捉えられてるのが見える。
「桜…可愛い」
冷たい目なのに優しい声で…桜って呼んでくれる。
「あのとき言いかけたの…桜って、言おうとしたんだよね?」
柄にもなく甘えた口調になる俺…おかしいよ…。
リイチは黙って、夜露に濡れた芝生が広がる園庭に俺を押し倒した。
「こ…ここで?(汗)ち、ちょっと…リ…」
「逃がさない。もう僕、止められないよ」
噛みつくようなキス。
俺も必死に応える。救いとられた舌が吸われる…全部消えていく、理性…。
「ン…リイ…チ…好き…大好き…」
唇から唾液が零れて、淫靡な音が支配する。
リイチ唇が離れて、ニヤッと笑った目に気が狂いそう
俺の唇にリイチの指が突っ込まれ、ゆっくり抜き差しされて…舌に指先が当たる度、感じてしまう
その濡れた指をシャツに滑り込ませ、敏感になった乳首をイキナリなぶられた。
「あ…っ、ア…」
悲鳴に近い声、泣きそうだよ、俺…リイチに…ああ、もう、なんも…わかんない…。