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パーティー [11]

茉莉子  2009-07-20投稿
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車が何処を どう走ったかなど覚えていない…。
私はソファに仰向けに寝そべっていたから……。
「奥さん、どうぞ、ティッシュありますよ!…それとこの帽子をかぶって下さい」
宮本さんは後ろ手で渡してくれる…ティッシュを数枚、丸めて股間に挟んだ。…大きめで深い洒落た帽子だった。

「ホテルの部屋の前まで…深めにかぶってて。…マスクは…部屋の前で又着けますからね…」…時計を見ると13:50だった。やがて…高級ビジネスホテル風の駐車場に着いた
私は帽子を目深にかぶって宮本さんのカカトを見ながら進んだ…。
フロントでも…エレベーターの中でも……。
ノーパン、ノーブラを誰か見てないか、股間のティッシュが落ちないか気になる…

宮本さんは目的の部屋の前で立ち止まるとバックの中から自分のマスクを取り出して着けながら、
「奥さんも…マスクしっかり着けて下さい」
宮本さんは、私から帽子を受け取りバックに入れて私のマスクを点検し、ヘヤーの乱れを直してくれた。

宮本さんがドアをノックすると、中からマスクを着け、バスローブ姿の男性がドアを開けてくれた
「…遅かったですね…お先にバスを使わせてもらいましたよ」男が言った
ドアを閉めると、部屋は薄暗くしてあり、殆どエッチなテレビの明かりだけのようだ…。

テーブルの上にビールや烏龍茶、スナック菓子等が並べられていた。
目を凝らすと、3組のカップルが居た。
全員、マスクを着けていて人相、年齢など全く判らない。少し安心した。

部屋はスイートルーム風の部屋で、ベットが二つ、床にもマット寝具が敷かれている…。
「えー、もう皆さん、シャワーお済みですか?済みません遅れて…先に始めてて下さい…私たちもシャワー済ませます」

「あっと、その前に、確認して置きますね。えーと、プレーは全て女性の意思を優先すること。
プレーは必ずコンドームを着けること。マスクは絶対に外さないこと。
相手を交換するか、乱交希望か、観賞するかも女性の意思を優先すること。相手を替える毎に必ずシャワーを使うこと。…いいですね、衛生には万全を期して下さい」

「じゃ奥さん、シャワーに行きましょう」

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