私の体はもう市川さんから離れられなくなってしまっていた。市川さんは奥さんと別れるわけはないし、このままずるずるこんな関係を続けていてもいいのかなって思いながらも市川さんに誘われると断れない。むしろ私の体は市川さんを求めてしまう。そんな関係が続いて１年位経った。
久々に親友のあやと食事に行った。私は、市川さんとの関係やこうちゃんに偶然会ったことを全部話した。あやは最近彼が出来たらしくのろけ話を聞かされた。
｢あやはいいなぁ愛されてるって感じでさ〜。｣
｢えへっゆみもさぁいつまでも先の見えない不倫なんてしてないでいい加減ちゃんと恋愛しなよ〜。｣
｢だよね〜。｣
｢そうだ！彼氏に誰かいい人いないか聞いてみてあげるよ。｣
｢いいよ〜。なんかそういうのって面倒だし。｣
｢いいから、いいから。｣
私とあやはしばらく話をして、あやは彼氏に会うということで別れた。
翌日あやから電話があって今度の休みの日に私にあやの彼氏の友達を紹介してくれるということになった。どんな人なのかなぁってちょっと楽しみになった。市川さんみたいな人だったらいいなぁって思っていた。
そして当日を向かえた。なんか久々にデートって気分になって私は新しい下着を身に付けいつもより念入りに化粧をしたりなんかしてちょっと楽しい気分になっていた。
待ち合わせ場所に向かうともうあやが来ていた。
｢ゆみ〜！｣手を振るあやの元に走った。
｢あや、ありがとう。｣
｢私は会ったことないんだけどいい人みたいだからね。｣そんな会話をしていたら｢あや！｣あやの彼氏ともう１人見た目は真面目で優しそうな感じの人が歩いてきた。
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