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魔女【9】

CORO  2009-07-23投稿
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でも、二週間に一度なんて…、あたし寂しい。

毎日でも、パパのおちんちんに、串刺しにされたい。

それが無理なら、せめて優しく肌を撫でていてほしい…。


でも…、
不可能なこと。

ママがいるんだもん…。

ママはずるい。

いつもパパの悪口ばっかり言ってるくせに、

抱いて欲しいときはいつだって、パパを独占しちゃう…。


あたし、知ってるんだ。

鼻にかかった甘えた声で
「おかえりなさい」 って言う日は、

エッチしてるって…。

でもあたしは、
我慢するしかないんだよね?

パパとは、こうなっちゃいけない関係なんだから…。

でも、気が変になりそう。

ああ、
今頃パパは、ママの大きなおっぱいに顔を埋めてる…。

「千晶、千晶!」って、
名前を呼びながら、ママと繋がってるんだ…。


「おまんこ、いいよおぉぉ!」
って喘ぐママの声が、耳から離れない…。

クリスマスイヴの光景が、蘇る。

そしてあたしは、
孤独な欲望を指で鎮める。


そして二年後、中学に入学。
あたしは、ある計画を立てた。

ママに、あたしたちの姿を目撃させてしまう。

パパとの関係を告白することも考えた。

でも、現場を見せられるのが、いちばんショックなはず…。

あたしは、チャンスを待った。

そして、
五月のある土曜日の夕方。

その日は、ママの高校時代の同窓会。

ママは、鏡の前で念入りにお化粧してる。

「ママ、嬉しそうだね」

「まあね。十年ぶりの同窓会だもん。みんなに会うのが楽しみ」

「ホント?初恋の人なんかも、いるんじゃない?」

「さぁ…。どうかしら。ああ、千絵。パパには9時ぐらいには帰るって、言っといてね」

ママと入れ代わりに、パパが帰って来る。

もちろん、予定どおり。

「ママは、何時に帰るって?」
パパが訊ねた。

「二次会に行きたいから、最終電車で帰るって。
初恋の人が来るんだって」

あたしは嘘をついた。

初恋の人と聞いて、一瞬パパの表情が引き攣ったけど、すぐにいつものパパに戻る。


「今日はいっぱい、可愛がってね」

あたしはパパの首に飛び付いた。

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