「平気です。もうひとがんばりですね」と、平然と答えていた。
「この作業は腰にくるからな。少し指圧してあげよう」
主任の好意を断れないまま、事務所の畳間で、うつ伏せになっていた。普通の指圧マッサージなのに、腰から背中にかけてこみ上げてくる快感は、クリトリスへも伝わっていた。
「どうだ、上手いもんだろ」と、いやらしさの無い言葉に、感じている自分が恥ずかしくなっていた。
“溢れてる、流れ出てきてる”
薫は必死にあえぎ声を我慢していた。“いくっ”そう思った瞬間 薫は、体を震わせ悶絶し、いった。
「上岡くん、起きて。」薫は、脱力感から目覚めた。
「主任?すみません。指圧が凄く上手いんで、うとうとしちゃいました。ありがとございました。」
「疲れ気味だったんだね。仕事がハードすぎたかな。」
「いえ、大丈夫です。まだまだ若い子には負けませんよ。どんどん使って下さい」薫は、主任の優しい言葉に嬉しくなっていた。
「今日は、これくらいにして明日も一緒に残ってくれるかな」申し訳なさそうに訪ねる主任に、薫はふたつ返事で承諾した。
実家に翌日の残業を伝え、そのままに泊まることにした。湯船に浸かりながら主任の指を思い出していた。今までのセックスにはない快感にまだ酔っていた。あの指で体中触られたら…どうなるんだろう。薫は主任の感美な指圧の名残を感じながら、自分の敏感な乳首やクリトリスを触りはじめた。亭主のペニスを感じてから、まだ1ヶ月もたってなかった。
その頃、主任の萩原巧はショットバーにいた。奥の専用席に座り、ビデオカメラを再生していた。彼の股関では、立派なペニスをしゃぶりっている女もいた。「巧兄貴の指テクすごいからな。」子分同様のマサルがバーボンをショットグラスに注ぎながら言った。