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魔女【13】

CORO  2009-07-24投稿
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部屋に入って、あたしはお気に入りのCDをかけた。

音量を上げて、ママの帰宅をパパに悟らせないように…。

パパは不思議そうな顔してる。

「周りを気にしないで声をあげられるでしょ?」
と、言うと納得した。

あたしをベッドに寝かせ、バスタオルを取り去る。

今度はさっきと違う。

優しくて、蕩けそうなキスから始まる。

あたしの全身に唇を這わせ、欲望に火を点ける。

そして、充分濡れてるのを指で確かめて、中にに入ってきた。

「あっ、あああん!」

あたしは大袈裟に喘いだ。

パパは、腰を遣いながら、唇を吸う。
大人に成り切っていない乳房を愛撫する。

あたしは愛撫に溺れていく。

計画のことなど、どうでもよくなってきて、パパに夢中でしがみついた。

「ああ、いいっ!いいの!すごく気持ちいいっ!」

「千絵!パパも、すごく、いいよ!」

パパに合わせて、あたしも腰をくねらせる。

ホントに素敵…。

あたし、溶けてしまいそう……。

その時、あたしの耳に、玄関の開く音が、微かに届いた。

ママが、帰ってきた!

あたしの心臓が、早鐘を打つ。

どうなっちゃうんだろう…。

でも、もう引き返せない。

ママが、廊下を近づいてくる気配。

部屋の前で止まった!

きっと、パンティーを見付けたはずだ…。

ごめんね、ママ。
でも、あたし……。


あたしは、罪悪感を振り切るように、大きな喘ぎ声を上げた。

「あああんっ!いっ…いいのぉ!パパのおちんちん、すごくいいよぅ!」

パパは全然気付いてない。

「千絵!どこが、気持ち、いいんだ!」

「お、オマ☆コよ!オマ☆コ気持ちいいよぅ!」

ママが立ちすくんでる?

もうすぐ、扉を開けてあたしたちの姿を見る!

でも…。


ママは入って来なかった。

部屋から離れていく、微かな気配…。

玄関の扉の音…。

ママが、出て行った?
まさか…。

「千絵…?どうかしたか?」

パパが動きを止めて訊ねた。

「ううん、何でもないの。ねえ、もっと…、して…」
あたしは不安を隠すように、おねだりをした。

その夜から、ママは帰らなかった。

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